第61番 解答

4一角 3三玉 2四金 同玉 1四金 3四玉 2三角成 まで7手詰

簡素配置で、金の打ち替えを表しました。

1五の金を2四に捨て、すぐ1四に打ち替える。
これだけで2三に利きが生じ、2三角成が実現します。
1マス違うだけで、状況が激変する。
これが、(詰将棋だけでなく)将棋のおもしろさ、奥深さだと思います。


変化手順。
2手目2二玉は、4二飛成以下5手。
4手目2二玉は、2三金、1一玉、1五飛まで7手金余り。

3手目2四金打と打ってしまうと、2二玉、2三金、1一玉で詰みません。


こういう作は、飛と金以外の配置をどう減らすかということになると思いますが、
2一歩と5三歩の2枚に落ち着きました。軽くて、数も少ないので。
5三歩は、5四角の防ぎ。
2一歩は、2手目2一玉、4手目2二玉の変同消しと、
初手1四角、3三玉(2三合は同角成同玉4三飛成)、2四金打、2二玉、
2三金、1一玉、4一飛成以下の余詰消し。

問題図とは別のウインドが開いています。このウインドを閉じると、問題図に戻ります。