第56番 解答
4五桂 同歩  2五桂 4二玉  4四香 同桂 2四角 同飛
4三飛 5二玉 4一飛成 同玉 3二銀 5二玉 4三角成 まで15手

原図は、玉が2四、攻方3三とがあり、4六角の限定打(変化で6四に利かす)から始まるものでしたが、完全作にはさらに駒が必要、煩雑になるので、頭の2手カット。代わりに4五桂同歩の退路封鎖を加え、まずまず自然な初形となりました。

初手からの桂の連打、2発目は逃げます。
逃げずに2五同飛は、4三飛、3四玉、3五香(参考図)、2四玉、2三飛成、1五玉、3七角、2六合、1四龍まで13手。 
この変化は3五香の短打が好手で13手で詰みます。 (3五香に同飛は、2三飛成、4四玉、4三龍まで)

その他の変化、6手目4三香合は、同角成、3一玉、6四角以下で割り切れています。
また、6手目3一玉は、4一香成、同玉、5一飛、4二玉、4三銀まで。
10手目3一玉は、作意順と同じ。3二玉は、3三飛成まで。
2手目4二玉は、3四桂、3一玉、6四角、同金、4三桂までです。

初手と3手目に香打ちの紛れがありますが、
3六香は、いったん3五歩合をして、同香に、3四歩合(2四玉でも)で詰みません。
初手3四香は、4二玉で、3手目3四香は4二玉(同玉でも)でそれぞれ詰みません。

5手目4三香は、5三玉で、
また、5手目先に2四角は、同飛、4四香、同飛で詰みません。
7手目2四角を省いて4三飛は、5二玉、4一飛成、同飛で詰みません。

前半に比べて後半7手が軽すぎかもしれませんが、
飛角の利きで6一とを守りながらの収束手順は、自分では気に入っています。

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