第50番 解答
2二銀 2三玉 4一角 同飛 3二飛成 同玉 3三金 まで7手詰
本手順は、4一角同飛と逃げ道をふさいでおいて、飛成捨から頭金までと、平凡な手順です。
それに対して、盤中央の馬銀歩の3枚の配置が思わせぶりで、難解になったかもしれません。
これは、変化・紛れを処理するためのもので最少の配置と自分では思っています。
紛れ順 3手目3二角は、2二玉、2一角成、3三玉(右上・参考図)ここから、
@2二馬は、4三玉、5三金、3四玉、3二飛成、2四玉、3三龍(3三馬は3五玉)、1四玉で詰まない。(4五馬が利いている)
A3二飛成は、4四玉で詰まない。(このための5四銀配置)
B3二馬は、4四玉で詰まない。
4五馬配置は、上記の筋と、初手3五角以下、3手目3四角以下の余詰も消しています。
5四に銀を置いたため、3手目から1四角、同玉、5四飛成の紛れがきわどくなりました。
これに同飛や同馬は、2五銀打、2三玉、3三金までぴったり詰みますが、
3三に利かせて4四銀合(限定)で詰みません。
(ちなみに、同様に3三に利かせて3四金合は、2五金2三玉3四金同馬3三金同馬同銀成同玉5五角以下詰みます。4四銀合が限定逃れ。)
角銀を逆にして、初手2二角、2三玉、1四銀、同玉、5四飛成も、4四銀合で詰みません。
また、初手2二角、2三玉、3二銀は、2二玉、3一銀生、2三玉で詰みません。
作意4手目3四玉と逃げるのは、3二飛成、2四玉(4四玉も)、3三龍まで7手金余りです。
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