第46番 解答
3五桂 1二玉 2四桂 同桂 3四角成 同歩
1三銀 同玉 3三飛 2二玉 2三桂成 まで11手詰
詰将棋はパズルですから、
作者としては、解く人の心理の裏をかきたい、と思っています。
開き王手や中合は、あまり好きではないので (というか、創れない)、
普通の (何が普通かはよくわかりませんが) 手の組み合わせで、
解かれにくいものを目指しています。
そういう意味で、本作は、詰パラ誌の評・解説で、
「妙に詰ましにくい」とか
「ちょっとずつ変化紛れが重なって、解く時にそれなりに厄介だったみたい」と
言ってもらえたのは、うれしいです。
初手1五桂は、同歩と取ると3五桂以下詰みますが、2二玉で詰みません。
3手目 先に3四角成は、同歩、2四桂に、2二玉と逃げて詰みません。
2手目 1三玉は、2三飛 1二玉 1三銀まで。
2手目 2二玉は、3二角成 同玉 6二飛 4二香合 2四桂で、
3一玉は、3二銀 2二玉 2三桂成 まで11手駒余り、
2二玉は、4二飛成 1三玉 3三龍 まで11手駒余り、
で割り切れています。
1一金配置は、5手目から1三銀 同玉 2三飛 1二玉 2一角成の余詰消しです。
詰パラ入選28回 誤2 無12 A38 B45 C6 平均2.373(20位/50作)
|