第39番 解答
4五銀打 同桂 3六桂 3四玉 2四金 4三玉
3四角 3二玉 2三角成 2一玉 6五馬 5四歩合
1三桂 1一玉 6六馬 5五歩 2一桂成 同玉
6五馬 1一玉 5五馬 同飛成 1二歩 2一玉
3三桂 3一玉 4一馬 2二玉 2三金まで29手詰
玉を2一に落とし、11手目6五馬の王手(右上途中図)からがメインテーマです。
対して、1一玉は、3三馬、2二歩合、2三桂、1二玉、1三金、同玉、2五桂、1二玉、2四桂まで21手で詰むので、
5四に合駒をしますが、
桂合は品切れ、歩以外の合駒は同馬と切って詰み。
歩合だけは、同馬は同飛成で打歩詰になるので、
攻方は1三桂 1一玉と玉位置を変え、6六馬と引きます。
今度の合駒も歩以外は渡せないので、5五歩と突きますが、
再度6五馬と入れば、歩は後ろに戻れないので合駒が効かずに1一玉しかなく、
5五馬と歩を取って収束に入れます。
1一玉の形で、攻方が歩を持っていれば詰むわけです。
桂合されると詰まないので、桂を品切れにするのに、時間を要しました。
4枚目の桂の使用場所がなかなか見つからず、1五成桂の配置まで考えました。
3六桂は、その後作意順では動かないので、不満ではありますが、
上記の通り、12手目1一玉の変化で使われるので、まあ良しとしました。
もっとも、この変化は、3三馬以下(21手)の他、
6六馬以下作意同様(23手)3六桂を使わなくても詰むので、わかってもらえないかも。
2手目、6手目3五玉は、4四角まで。
10手目4三玉は、3四馬、3二玉、3三馬、2一玉、1三桂、1二玉、2三金まで17手。
14手目3一玉は、6四馬、4二合、4三桂まで17手。
7手目3四角と、19手目6五馬は、位置限定です。
19手目、2回目の6五馬のところ7六馬は、1一玉で、5五歩が取れずに詰みません。
自作では最長手数の作となりました。
無理のない初形で、打歩詰をめぐる馬の動きがおもしろいと思います。
最終手2三金のところで、2三馬、3一玉、4一馬、2二玉を入れて2三金の手順は、
最終手余詰というより、迂回手順で、小さなキズと思います。
詰パラ入選24回 誤2 無5 A25 B17 C2 平均2.52(4位/5作)
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