第28番 解答
4五角 3四金 2二飛 1三玉
2四金 同金 1二飛成 同香
3一角成まで9手詰
初形と持駒からわかる通り、第1番、第16番の姉妹作。
第1番の紛れ順から派生したものです。
2手目3四に合駒を打つ応手は、1三金、3二玉、2二飛、4三玉、4二飛成まで7手。
(1三金に同玉は3一角成以下、1三金に同香か同桂は2二飛まで)
この変化の4二飛成までで詰ませるため、作意4五角は限定打(5四に利かせる)です。
初手5六以遠から角を打つと、3四銀合、1三金、3二玉(右上参考図)、6五角、3三玉で、 銀が4三に利いていて詰みません。 この銀限定合で逃れの順は、担当酒井博久氏のアドバイスによる修正で実現しました。 原図は5六(以遠)角に対して何を合しても不詰でした。