22番 解答

5五桂 同角 3三飛 同金

4四香 5二玉 5一龍 同馬

5三金まで9手詰


初手いかにも手筋の3三飛は、何で取っても詰みますが、5二玉で詰みません。

5五桂、同角と角の利きを5三からはずしてから3三飛。この3三飛が当初のねらい。

これに序の2手が逆算で付いたのはラッキーでした。

4四香(右上参考図)に対し5二玉逃げに、5一龍捨てが入ってまとまったと思います。

「短篇競作展」2位。第16番とともに「80年代ショート詰将棋ベスト200」に掲載していただきました。

本作、従来の自分の作風とあまりにちがうので「薄野冬樹」のペンネームを使いました。
ほんのいたずら心です。

以下、変化手順を記します。

2手目5二玉は、6三金、同馬、5一飛以下。

2手目同歩は、5四金で、5二玉は5三香以下、3三玉は3四飛以下いずれも9手駒余り。

4手目同角は、4一龍以下。

6手目(右上参考図)同金、同角、同馬は4二金まで。同玉は3四金、同金、同龍まで。

8手目同玉は、4二金まで(これも正解)

8手目6三玉は、5四龍まで9手駒余り。


詰パラ初入選(薄野冬樹名義)  誤0 無10 A51 B14 C2 平均2.766(2位/38作)
誤無3点計上ルール

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