第7番 解答

4二銀 同龍 6一金 同玉

4三馬 7一玉 6二銀 同龍

8一馬 同玉 5四馬 9一玉

6四馬 同龍 8二銀打まで15手詰


初入選の年、軽い気持ちで「表紙課題」に応募したら採用されてしまいました。

ある日届いた一通のはがき、鶴田編集主幹直筆で、

「左図を表紙に登場させようと思います。表紙の言葉を送ってください。」

とあり、ちょっと曲がって捺されたゴム印の盤に、これも手書きの駒配置。

「へえ、こういう連絡って手書きのはがきで来るんだ。」

と妙な所で感心しながら、すっかり舞い上がってしまった私ですが、

落ち着いてからよく考えると、投稿図の5三桂はどうも不要駒らしい。

結局、5三桂を除いた図で再度検討してもらい、当初予定より2か月遅れて表紙登場となりました。

編集部にはご迷惑をおかけしました。

手順は、2二龍の利きを徹底して馬ではずそうとするもので、

7手目6二銀と、ここを埋めておくのがポイントです。

さて、13手目6四馬(右上参考図)に対し、同龍、8二銀打まで15手詰が作意ですが、

6四馬に8一玉と逃げると、8二銀打、同龍、同馬まで17手飛余りの変化長手数(変長)となります。

手変長、当時は許容範囲でした。


詰パラ入選3回 解77 誤0 総得点5885 平均76.42 (100点満点で採点)

問題図とは別のウインドが開いています。このウインドを閉じると、問題図に戻ります。